残高証明書と健康診断書を手に入れる話
おはようございます。
目玉焼きには味塩コショウ派の汐です。
「ソースか、醤油か」という問いが解せません。
さて、今回は残高証明書と健康診断書を手に入れます。
この二つは比較的簡単かと思います。なんせ日本国内でコトが終わるのです。
日本ばんざーい!
とは言え、少々戸惑うこともありました。
まずは簡単な方、残高証明書を手に入れます。
営業時間的にもこっちを先に済ませてしまえば、外出時間の短縮になりますし。
ミッション1 残高証明書をゲットせよ
「フランスに観光に来る?当面の資金と、帰る金はあるんだろうな?」
と、言うのがフランス大使館の確認したいところだと思われます。
国境がないに等しいEUという制度のおかげで、ただでさえ移民の受け入れに四苦八苦しているフランス。
これ以上ほいほい人口が増えても困るわけです。
「来て金落とす分にはいいけど、必ず帰れよ?」
この点は志望動機作文にも関係してきますが、まあ何よりもお金です。
年度によって、フランス大使館の定める必要残高は変わっているようなので、その点は必ず確認してください。
私が申請するときは帰りの航空券代込みで3100ユーロ以上の残高が必要でした。
この時のレートだと、日本円にして393,700円(1ユーロ/127円)です。
そんな金額でええんかい!
と、思いました。
まあ、お金はあるにこしたことはないので、通帳にある分全部で証明書をもらいます。
私は貯金用の口座を郵便局で作っていたので、郵便局で残高証明をだしてもらいました。
あと、手数料が銀行の方が高いと聞いたので。
さて、ここでまず一つ疑問が浮かびます。
健康診断書や保険加入証明書、履歴書、等々は、やれ仏文だやれ英文だ、と事細かに指定してくるくせに、この残高証明書には全くのノータッチです。
何語でもええのかしら?ていうかユーロで残高証明もらうの?
ふと疑問に思いましたが、まあフランス大使館の人が読むんだし英文でいいか。
あと3100ユーロ以上って書いてあるしユーロに置き換えてもらおう。
おそらく疑問に思ったのは数分でした。
大使館に確認してみようという気はさらさらありません。
聞いてみたことがある人いるのかしら?
ちなみに残高証明書の発行に何がいるのかもよく分からないまま、通帳と印鑑と念のために身分証明で免許証を持っていざ出陣。
戦いはものの数分で終わりました。
郵便局の窓口で「残高証明書が欲しいんです、英文の」と、お姉さんに声を書けると申請用紙をくれました。
申請用紙に必要事項を書きながら聞いてみます。
私「ちなみにユーロで出せますか?」
お姉さん「ゆーろ?ユーロですか、少々お待ち下さいね」
奥に引っ込むお姉さん。
すぐに戻ってきてユーロでも大丈夫とのこと。
申請用紙と通帳と手数料510円を渡したら、後ろの椅子に腰かけて少々待ちます。
つぶらなかぼす、美味しいよね。
なんてポスターに頷いていたらすぐに出来上がりました、残高証明書!
ミッション2 健康診断書をゲットせよ
お次は健康診断書です。
もうこいつは最初から謎です。
”受診項目の規定は特にありません。申請者が健康であることが明記されており、申請日から1カ月以内に医師が作成した健康診断書を提出してください。英文・和文いずれも可。”
ん?
"受診項目の規定は特にありません。"
なぜ!そこが!曖昧なのか……!
不可解……!
いっそ項目を決めておいてほしいものです。
けどまぁ、つまり必要最低限でいいってことでしょう。
その必要最低限が何か知りたいのですが。
やっぱり大使館に確認する、という気はさらさらありません。
私のさじ加減でいい、というポジティブ解釈で病院に向かい、受付のお姉さんに突撃します。
私「健康診断書が欲しいので、健康診断を受けたいのですが」
お姉さん「はい。会社とかの雇用用ですか?用紙はありますか?」
私「用紙?ないです……A4の用紙で大丈夫です。ワーキングホリデー用で」
お姉さん「わーきんぐほりでー?えーっと、少々お待ちくださいね」
とっても訝しげな受付のお姉さん。
こんな田舎町の病院じゃ珍しいものなんでしょうか。
ちなみに我が家は田舎すぎて、ピザや寿司の配達は来ません。宅配ピザ難民です。
お姉さん「うちの用紙で大丈夫ですかね?検査項目はどうされますか?」
私「健康です、って書いてあれば良いらしいんですけど……」
お姉さん「えー……」
お姉さま困惑。
そうなるよね、うん。
結局、検査項目は身長・体重・血圧・問診の4つのみにしました。
だって心電図とかレントゲンとか尿検査とかしたらお高いんでしょう?
あと注射は死ぬほど嫌いなので却下。
項目4つだし5分もかかるまい、と思っていたら院長先生が昔フランスに行ったことがあるとかで話が盛り上がって15分くらいかかりました。
それでも15分。
1800円なり。
え、安くね?
田舎だからでしょうか?笑
私がケチったからでしょうか?
次回は目を通すのも嫌になる、長期ビザ申請書です。